介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母の思いやり!?

f:id:midoringer:20191120203028j:plain


きょうは、父が前半に母の所へ行き、私が後半にいることになっている日。

 

11月後半、秋も終わりそうな頃。

私が着いた14時半にはまだ明るかった空も、

あっと言う間に日が暮れて茜色になります。

 

共有スペースのテレビで相撲をしばらく見た後、部屋に戻り、

17時頃、母は一眠りしました。

30分くらいして、はっと起き出し、

「あんた、もう、帰りなさい」。

 

久しぶりに母から出た言葉。

カーテンを閉めているせいか、もうだいぶ遅い時間だと、勘違いしたのかも

しれないけど。

でも、耳触りのいい、母の言葉です。

 

まだ実家で、父が在宅で母を看ているとき、

私が手伝いにいくと、母がよく口にしていました。

 

きっと遠慮して”早く家に帰って、家族にごはんを作りなさい。”

という意味で、いつも言っていたと思います。

 

きょうは、その頃のことを思い出しました。

 

母のきょうの栄養注入は、18時50分頃には終わりました。

「じゃあ、お母さん、帰るね」。

いつもより10分ほど早く、母の部屋を出ました。