介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母と4K映像

きょうは、13時に実家へ。

13時から言語のリハビリを受けたあとは、16時の入浴まで、フリータイム。

 

父は買い物と病院へでかけたので、母と二人です。

「何する?」と聞くと

「テレビ」と言う母。

 

薄暗いリビングへ行き、テレビを見ることにしました。

いくつかチャンネルを回していると、きれいな水中の映像にでくわします。

「これでいい?」

「うん」

母は、川のある村で育ったので、この川の水中映像は

関心をひくと思いました。

 

番組はNHKの「ニッポン印象派」というもの。

きょう見ていたのは、島根を流れる高津川の映像でした。

澄んだ水中映像には、魚が泳ぎ、光の差し込む水底が見えて。

クリアな映像は、NHK自慢の4Kカメラで撮られていて。

めっちゃきれいで、自分が水中にいて、まさに魚にでもなったくらいの

気分になりました。

 

母も、魚に見入っています。

ヤマメだか、どんこ?だか。。。よくわかりませんが。

魚が映っているあいだは、母はしっかりと目を開け、テレビに見入っていました。

それが正味5分もないほど・・・。

 

夜の川面の蛍の映像に移ったころには、もう目を閉じうつらうつらしていました。

まあ、5分でもいいか。

すてきな世界が、母の目に映ったなら。