昼寝をし、オヤツを食べ、テレビも見て、それでもヒマそうな母。
「なにかしたいことある?」と聞くと、
「ムニャムニャ」
「え?」
何度も聞き返して、やっと、
「ゲーム」だとわかりました。
そんな言葉、母は今まで一度も言ったことがなくて。
私のアタマに、想定がなかったのです。
さて、母の部屋にゲームらしきものって、何かあったかな・・
紙風船があった!
膨らまして、ポンと下から手で打つと、車イスに座った母のひざの上に落下。
すると母は、手でつまみ持ち、わたしに手渡ししました。
打ち返さない母でした。
ゲーム終わり。