ホームの部屋には、父が買ってきたバラ、カーネーション、スターチス、そして
蘭の一種であるオンシジウムを生けています。
私が「どの花が一番好き?」と、母に質問すると、
「どの花も好き」という答えが返ってきました。
バランスがいいのか、(花に?)気を遣っているのか、
もしかしたら、私たちへフェアな精神を教えるため?
・・・なんて、思ったり。
人に対しても、だれにでも公平に対応する母。
地位や権力や貧富の差によらず、好き嫌いも言わないで(苦手はあったようですが)、
まっすぐ対等に人付き合いをしてきたと思います。
どちらかと言えば、人の顔色を気にする(よく言えば空気を読む)父からすると、
母はとてつもなく強いタイプに見えていたはず。
私も母のことをでーんと図太く正義感がある人、と思っていました。
そんな母に、父も私もたくさんのシーン、支えてもらってきたなぁ。
そんなことを思った、梅雨の終わりの大雨の土曜日でした。