介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

庭vs畑 その後

実家の、手入れしていた庭スペースを、父に浸食されて、数日たちました。

そこに今、ナスが植わっているのをみて、ようやく気持ちが収まり始めました。

ナスに罪はないし。。

f:id:midoringer:20210409165552j:plain

 

庭vs畑戦争で不仲になった父と私を、母はとおまきに、心配していたよう。

私が実家に来ている間も、父と別の部屋にいたんですが、

母の「お父さん呼んできて」といういつものリクエストを

「呼ばない」と私が言うと、母は珍しくそれで引っ込みました。

空気を読むのが上手だった母、認知が怪しくなった今もそれができるんだと

少し驚きました。

 

この久々の父との争いで、遠い昔の、思春期のころを思い出しました。

頭がかたい父に、何かと反抗していた10代のころ。

 

こんなにリアルに40年も前の心情がよみがえるなんて、人間てすごいな。

忘れているようで、膨大な過去の記憶を引き出しの中に

しまっているだけなのかもしれません。

決して消去はできないのかも。。

 

でも、新しい日々で、見た目は一応上書きされていくのでしょう。

 

広げたスペースに父が植えたナスの成長を見守り、

実がなったら、多分ちゃっかりと、おいしくいただくのだと思います。。。