介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

一歩踏み出した父

きょう、父は初めて、一人で地域包括ケアセンターに相談に行きました。

やっと、やっと、介護認定を受ける気になったのです。

 

半年前、免許を返納してから、歩くことが増えました。

初めは、歩数計に何歩歩いたか、表示されるのを見て、

「きょうは8000歩かぁ」とか、感心したりしていましたが。

 

徐々に、歩き方が変なことに気づいてきたようで。

父は、歩くとき「体が前のめりになっとう。前にこけそうになる」と。

実際、何回か、こけた経験もあるし。

 

そこで。

母のところに来ているリハビリの方に、自分もケアしてもらおうと

思ったらしいのです。

リハビリの先生にも前から、

「お父さんも、希望されたらリハビリしますよ」と、

声をかけてもらっていました。

 

きょう父は、リハビリの先生に

「そろそろ観念して、リハビリしようと思うとります」と伝えてみると、

「自費でもできますけど。介護認定受けられたら、2割、3割の金額になりますよ」

と教えてもらいました。

それで、介護認定を受ける決意をし、そのあとに、

地域包括ケアセンターを訪れたんです。

 

86歳にして、初めて介護認定を。。

自分から行ってくれて、よかった。

来週に、認定検査の日が分かります。

 

つい2週間前、歯が抜けて、歯医者に行ったら、入れ歯をつくることになり。

もうすぐリハビリを開始することになるし。

父は、自分の人生で、新しい局面に入っていっています。。

よいほうに変わっていくといいかな。。

秋の風景

お昼ごろ、家の近くの公園を散歩しました。

黄色一色のイチョウが、遠くから目について。

 

紅葉した葉が、太陽に透けてきれい。。

こちらは、番外編。

自宅ベランダの、前回、つぼみの写真を載せた野ボタン。

その日の数時間後、きれいに開いた姿。(そして咲いた翌日、強風で散りました)

↑実家の玄関に父が生けた花。

実家にきょう、母の友人が来ることになっていたので、

朝から庭の植物を摘んで、生けていました。

 

野ボタン

数日前からつぼみがぐんと膨らんで、「きょう咲くかな?」と、

毎日期待してきた野ボタン。

本日つぼみが開きました!

自宅のベランダにある植物で、花をつけるのはごくわずか。

同時期に咲いているのは1種類か2種類くらいなので、貴重なんです。

 

このしっとりした紫いろのあでやかなこと。

ここ数日は寒くなり、ほかのつぼみが開くか、心配ですが、

太陽を待ちましょう。。

 

母は、この激しい寒暖差を乗り切っています。

暖房をつけ始めて、口の中は乾燥しがち。

日に何度も、スポンジブラシで湿らせたり、スプーンで水やお茶を

少量流し込んだり。

そんなふうにして過ごす冬が、始まりました。。

 

↑こちらは、先週まで咲いていたヨメナ。今はもう枯れてしまいました。。

 

ヒヤッと

きのう、弟が来福。

いつもの、夜ご飯会は鍋でした。

 

肉あり魚あり、野菜あり、締めにはうどんと、豪華具材。

サイドには、脂がのったマグロの刺身があり。

とろける食感が、また贅沢!

 

これは母に食べさせたいと、チャレンジと安易な思いが沸き上がり、

刺身の一切れを少しちぎって、しょうゆを漬け、母の歯の上に載せました。

 

端で刺身の切れ端を一部つかまえておこうと思っていたら。

つかまえておけると思っていたのに!

母ののどの奥へ入ってしまいました。。

 

やばい!

またしても!

口の中を見てみても、口の中にとどまっておらず

刺身の切れ端はもう見当たらなくなっていました。

 

吸引するか、体を横にして出すか。

いろいろあせっていたところ、

母はとくにむせず、酸素濃度も95とかでした。。

 

食べれたんじゃないか。

弟と夫は、母は満足気な表情だったと言うし。

喉の奥に行くことが、すべて気管に入り肺に行くわけではないし。

食道にちゃんと入れば胃の中にいくわけで。

 

そのまま、食事の席に戻ることにしました。

 

その後、母は白ワインを飲み「あー」の声も出てご満悦。

 

ヒヤッとしたけど、きのうも楽しい、おいしい食事の宴でした。

 

翌日の今のところ問題なさそう。

無事でよかった。

でも、反省です。。

 

 

父、庭でこける

最近は、父の出来事をつづることのほうが多くなっていますが。。

 

庭にある柿が色づき始め、葉っぱも落ち始めました。

そうやって、実っている柿の姿があらわになるにつれ、

狙ってくる鳥たちも、増えてきます。

 

きのうは、父が庭掃除をしようと、庭に出ると、柿の木に

カラスが何羽もとまっていて。

ただでさえ少ない今年の柿の実を狙って、バサバサと枝をゆらして

飛び回っているのを目撃。

 

これは、いかん!と、柿を守ろうとした父は、

手に長い棒を持って、木を見上げカラスを追っ払おうとしたそうです。

そのときに、何かにつまづいてか足元がよろけ、バタンと転んでしまったと。

 

「たいしたことはない。指を少し擦りむいたぐらいやけん」と言いながら、

頭にもかすり傷、背中には地面に落ちているキンモクセイの花がらがくっついていて、

たいしたことではなさそうな感じです。。

 

その話を、母のリハビリにきた先生に話していると、

母が「あー」と一声反応。

顔は、少し表情が和らぎ、口元は笑っている感じです。

先生は、「お父さん、大変!」と心配されているのに、

母は、いつもの、父の失敗を笑うというツボに入った様子。

 

母は笑ったことで、腹筋にしっかり力が入ったそう。

「お父さんの怪我を笑い、お腹に力が入るんですね」と先生は苦笑い。。

父がこけた件で、母の体にはいいリハビリになりました。。

 

↑私が買ってきた小あじを、父がから揚げに。揚げ物中に

ガッシャーン!と物音がしたので、行ってみると、なんと

揚げ物まちで、箸を持ったまま立ち、一瞬寝落ちして、フライパンにぶつかったと。

やばい、やばい。

キンモクセイと・・

土曜日、秋晴れのいいお天気になりました。

この日も、キンモクセイのある通りを歩きました。

街中の通りではあるけれど、街路樹の間に、

キンモクセイが植わっていました。

真っ青な空に伸びる、大きなキンモクセイの木。

下から見上げると、迫力があります。

 

街路樹の木と木の間隔がいい感じです。

 

ちゃんとスペースをとってあります。

写真は重なって見えるけど木と木はぶつかっていない。

剪定しているのかもしれませんが、

枝が絡み合わないように、配慮しているのがうれしいです。

 

さて、話は変わり。

父が危うく、給湯器検査詐欺にひっかかるところでした。

 

設置したメーカーさんではない方が、実家に電話で

「点検をしますよ」と言ってきて、父はそれを

メーカーさんからの電話だと勘違いし、点検のスケジュールを

取り交わしてしまっていました。

 

その約束の日時が、今日の朝。

私も同席することになり、玄関前の庭の剪定をしながら、

待機し、それらしき人が来た瞬間、

「うちには、もう、お付き合いのある給湯器の工事の方がいます」

みたいなことを伝え、相手の人は

「そうですか。それでは検査はキャンセルですね」と言い、

すぐに車に戻り、帰っていきました。

 

安心しました。ちょっと怖かったから。。

父は、出てきもしませんでした。

耳がとおいからね。。

 

一件落着です。。

 

 

 



秋空散歩 2023

日曜日、近所を歩きました。

少し汗ばむくらいだったけど、イチョウの木が黄色くなりかけていて。

青い空のした、風にゆれる大木を見上げ、季節が変わるんだなと実感。

 

この日の散歩の目的は、キンモクセイ

空気の中に、キンモクセイが香ったら、さて、どこに木がある?と探します。

住宅街の庭にけっこう、キンモクセイの木がありました。

 

実家には、ドライブ途中に見つけたカラスウリを。

秋の色を飾りました。