介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

歯科衛生士さんと、正月トーク

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きょうは、今年初めての歯科衛生士さんの口腔ケア日。

口のお手入れをしてくださるほか、母の言葉のトレーニングの

時間もとってくださいます。

 

きょうも、ケアのあと、あいうえ〜と数分、声を出したほか、

「お正月は、どう過ごされましたか」という話に。

 

今年のお正月、母は数時間、自宅に帰って、

父の作った料理の具材を、すりつぶして食べた話をしました。

 

衛生士さんは、ご家族で初日の出を見に行った話を。

そして登られた山というのが、なんと、母が、最初に赴任した学校の近くの山!

母ももちろん登ったことがあり、

少しうれしそうな、柔らかな表情になりました。

 

そして、もう家族そろってゆっくりお正月をするのも、

あまりないかも、と寂しそうな衛生士さん。

聞けば、春から長男さんが、他県にあるサッカーの強豪校に

進学されるのだそう。

 

「すごいじゃないですか!」と私は言いましたが、

「まさか、15年で、親元から離れて行くなんて。

県外に行くことを、許すんじゃなかったかなあ」と、後悔しているとのこと。

 

そんな、門出の春もやってくる、

新しい年の始めのトークでした。