きょうは、言語聴覚士の先生のリハビリがある日。
13時からだったのだけど、母はちょうど起きたてで、
寝ぼけ顔で、先生にお会いしました。
いかん、先週とまるで同じ。
母を目覚めさせないとと、先生も手だてを考えられて。
「そうだ!きょうは、するめ食べませんか?」
と言われたので、するめのパッケージを引き出しから出すと、母は
もう、釘付けです。
食べる前、先生がやって下さる口腔ケアにも集中できず、
心ここにあらずで、口をちゃんと開けない母に無理と思われたのか、
先生もケア半ばで終了し、するめのパッケージを開けられました。
母は、しっかり覚醒し、口元に先生が持ってこられたするめを
元気よく噛みます。
その姿は、筋肉が動かなくなる病気にかかってるとは、
まったく思えないような、力強さ。
「○○さん!噛む力は、僕よりも強いと思いますよ!」と、
びっくりされていました。
満足し、元気になった母に、先生は、今度は表情筋を動かす練習をと、
「ちょっと、笑ってもらいましょうか。。」と、リクエスト。
けれども、おかしくもないのに、ただ笑うなんてできない母。
しょうがないから、奥の手の、父の口笛で、なんとか、笑わそうと
父に頼みました。
体のリハビリの先生は、父の吹けない口笛を体験されていますが、
言語の先生は、初めて。
父の口笛が始まると、母の表情筋トレのためだったことも忘れて、
めちゃめちゃ笑われていました。
もちろん、母もいつもの泣き笑いのような顔で、一応表情筋は動いているよう。
「恥ずかしいばって、これがお母さんのためになるならいいたい」と父。
これからも、よろしくです(笑)