移乗とは、介護用語で、介護される人がベッドから車いす、
車いすからポータブルトイレなどへと、体を移す動きのこと。
たいていの場合、介護士さんや家族など、介護する人がその手伝いをします。
前に母が入院していた病院のスタッフの方々が、退院する前に
移乗の方法を父や私に教えてくれました。
”母を抱えあげて、母の膝を自分の膝で、外側から囲み一体になり、
母の体の向きを変える際に、自分の膝と腰を同時に動かす”
また、腰を痛めないようにと、夫からも、
”腰をひねらず、まっすぐに動くようにしたらいい”と、教わっていました。
せっかく習っていたのに、
自分は、人より足腰が強いと過信していて、
それをちゃんとは実行していなかった・・・
腰に違和感を感じていたのは、母を抱えたりするようになる前からでしたが、
(園芸の仕事をしていて、重い物をもつことも多かったので)
ここ半年で、違和感だけでなく、重たい感じや、
右側だけ痛かったりするようになり・・(もともとの体のゆがみもあるよう)。
腰を痛めている今、体の正しい使い方が本当に大事だと、
身にしみて感じます。
母の移乗は、腰だけにたよらないで、腰と両膝とで負荷を分けて受け止めること。
そして、体の向きをかえるときは、ひねって余計な負荷を腰にかけないこと。
プラス、背中や骨盤周りに筋肉をつけることで、腰痛を防げる気がします。
もう一度復習して気を付けよう、母のためにも、自分のためにも。