介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

歌うたいの午後

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きょうはホームに、フルートとギターを演奏する人たちが、来てくれました。

お二人とも、白髪の紳士で、60代後半ぐらいに見えました。

 

みんなが知っている曲を演奏して、一緒に歌おうというイベントです。

 

会場の食堂には、総勢50名ほどが集まり、ステージのほうを向いています。

母と父のいる隣に座って、歌詞のプリントを手に、わたしも一緒に歌いました。

 

曲目には、瀬戸の花嫁や、ほしかげのワルツなど、

父母の口ずさんでいた曲もありました。

 

父の歌い声は聞こえてきましたが、母の声は聞こえず。

みると、歌詞のプリントには眼をやっていましたが、口はあいておりません。

 

テンポや音域があわないかな。

残念。

でも、耳に入る演奏とみんなの歌声は、鼓膜や脳を確実に刺激しているはず。

 

終了後、部屋へ帰るエレベーターで一緒になった、いつも気難しめのおじさんが

「今までで一番楽しかった」と言われていて。

 

大成功ですな。

よかった、よかった。