介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母の発する言葉

先日実家では、壊れていた温水湯沸かし器を新品に買い替えました。

 

けっこうな金額がかかって、父は自分の口座は引き落としが多く不安なので

母の銀行口座のお金を使って、支払をしたいと銀行に相談に行きました。

銀行の担当から、母への電話確認が要ると言われ、

きょう、実家にいる母に銀行の行員から、確認の電話がかかってきました。

 

母がいつも発している言葉は、

「起きる」「寝る」「応接(リビング)に行きたい」「つばとって」

「おはよう」「ありがとう、ございました」「さようなら」「おやすみ」「はい」

「やめて」「はなれて」

「大丈夫」「大丈夫じゃない」「きつか」

「何か食べたい」「おいしい」「寒くない」「今何時?」

と、だいたいこのくらいです。

 

銀行の担当者から、固定電話にかかってきて、私が最初に出て、

どんな会話になるのか不安ながら、その後、母にかわりました。

 

母に受話器をあて、私は話の内容を聞こうとそばで耳を澄ましていました。

全部は聞こえなかったけれど、

母は名前を聞かれたり、口座から支払っていいか?とか、聞かれていた様子。

 

母は、「はい」と返事したり、「○○、○○子」と自分の名前を答えたり、

頑張りました。

 

確認はOKとなり、無事、母の口座のお金で、湯沸かし器の代金を

払えたそう。

 

母にとって、社会とつながるこんな出来事は、いい刺激になったのでは。

父も、私も、うれしく思いました。

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先日、紅葉散歩にでかけたときの風景