介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母の虚言

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きのうは、夜、実家の母の部屋に泊まる日。

22時頃、実家に着くと、ベッドにいる母のそばに、父が立っていました。

 

「足のどこが痛いか、よく聞き取れんけん、聞いて」と、

父は耳がとおいため、母の言うことが聞き取れず私に聞いてくれと言います。

 

さては、これは、痛いとこ、ないんじゃない?と、私は予想。

きっと、母はどこも痛くないから、もごもごしてはっきり言えないんだと。

 

私が、母に「どこが痛い?それとも、もう痛くない?」と聞くと、母は

「痛くない」と、私の問いに乗っかって答えました。

 

やっぱりそうだ。

これは、母の、父に相手してほしいアピールのひとつ。

 

「ほんとね?」と、父はびっくりした様子。

母の策略を、少しも疑うことをしなかったのは、

父は自分が耳がとおいという、ハンディがあるせいで、

もともと正直なのに、よけい謙虚になっているよう。

 

痛くないと言い放った母は、ずるい顔をしています。

そんな表情ができるんだね。。

 

短期記憶は、二人とも怪しくなっているけれど、

策を巡らすのは、母のほうが上だということがわかりました。

女は、いくつになってもコワい。。

今まで、いっぱいだまされて、母の足に湿布を貼ってきた父の負けですな。