介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

キンモクセイ咲く

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キンモクセイの花が咲き始めました。

実家のキンモクセイは、植えてからもう30年?40年?

屋根に届くほど、巨大に成長しました。

 

窓を開けると、ふわっと甘い香りが入ってきます。

 

母は、言語のレッスンを終えたところ。

 

車いすに座って、声出しと言葉の練習をしました。

きょう母は、12時台、ずっと車いすでテレビを見ていて、

母自ら、言葉のリハビリは車いすのままがいい、と希望しました。

 

車いすに座ってだと横隔膜を動かしにくく、寝ているときより、

発声の難易度が、あがるそうです。

 

言葉の練習は、先生が、ものが描かれたカードを母に見せて、

母が答えます。

 

エンピツや電話は、すぐに言えたけど、ティシュペーパーや、キツツキは、

母にとって発音しづらいようで、うまく聞き取れませんでした。

 

「難しかったですかね。それにしてもつばが、多めですね」と先生。

普通、人は1日に1.5から2リットルのつばを出すそうです。

 

「それをうまくのみこめればいいんですけどね」

 

先週から、母はつばが多く、父が毎日吸引器で吸い取っています。

 

私達は、知らない間に、多量のつばを飲み込んでいるんだな。

 

そのつばには、自浄作用もあるとかで。

あらためて、人間カラダのしくみの素晴らしさに気付かされます。