介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

新しい居場所

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きょうの午後、リフォームした部屋に母の介護ベッドを運び入れました。

 

南と西に向いた窓から、太陽の光がいっぱいに入るこの部屋が、

母の新しい居場所。

 

畳の部屋だったのをフローリングにして、壁を白くしました。

明るいと、母は喜んでいます。

 

運び終えた頃、いいタイミングで、リフォームをしてくださった大工さんが

残りの作業に来られました。

リフォームしてもらった部屋を、母が喜んでいることを伝えると、

ベッドにいる母と会ってくださり「お会いできて、安心しました」とのお言葉を。

大工さんと母は、この家を建てたときからのおつきあいだから、

かれこれ40年くらいの、長い知り合いです。

 

夕方の栄養注入から、この部屋で行いました。

まぶしいので、カーテンをつける話をしていて、看護師さんに

「何色がいいですか」と尋ねられた母は、

「みずいろ」と答えました。

乙女チックです。

 

そして、2階にあった、使っていないたんすをこの部屋にもってきました。

たんすの引き出しには、母が購入した日時と買ったお店を記入していました。

なんと、日付は50年以上も前で、百貨店で買ったと記していました。

母に「覚えとう?」と聞くと、

覚えていました。

そのころ生まれた、私と弟が使うたんすとして買ったと、母は言いました。

今度は、この部屋で母の衣服を入れて使うことになります。