介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

ホームの荷物を取りに

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きのうは、ホームに残している母の部屋の荷物を取りに行きました。

 

事務所の前に行くと、仲良かった看護師さんたちが、ニコニコ手を振って

「お母様はどんなふうですか?」と尋ねてくださり、

「今のところ、脈も速くならず、安定しています・・・」と答えると、

「やっぱりおうちは安心するんですね」と喜んでくださいました。

  

母は、父や私にはわがままを言いますが、

看護師さんたちには無理を言わず、素直だったから、

愛着を持って、大切に接してくださっていました。

 

みなさんとの久しぶりの会話のあと、部屋に残っていた荷物を

バッグや段ボールに詰め、実家へ2往復して運び、

3時間ほどかかって終えました。

きつかった〜。

 

その荷物を運び入れる様子をみられていたのか、

実家のご近所さんが花束を持って、母のお見舞いに来られました。

父が愛想良く「どうぞ、あがってください」と言い、

母の部屋へ案内しました。

 

母は、かろうじて、「こんにちは」と挨拶を。

そのあとも、父が長々とそのご近所さんと話をするので、

母はそわそわして、「お父さん、お父さん」と、何度も呼びます。

「じゃ、そろそろ、夕食の仕度があるので」と、ご近所さんが気付いてそう言ってくださり

お帰りになりました。

 

気付かない父。よく気付く母。

昔の二人のやりとりを、久々見る気がしました。

実家でのこんな日常が、本格的に始まるんですな。。。