介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母、友人と

実家は、離れたところに畑を持っています。

 

もともと祖父母が所有していた土地で、

祖父母は農作業の格好をして道具を手にしながら、バスにのってそこへ行き、

サツマイモをつくっていました。

 

今は、畑は人に貸しているけれど、

梅やらアンズやらミカンやらの木があり、実ったら、その収穫にだけ通っています。

 

先日、ミカンを収穫に行きました。

母を一人で家に置いておけないので、車に乗っていてもらい、

父と私とでミカンを収穫しました。

 

自分たちの食べる分と、近しい人たちに配る分を確保してもまだ、

たくさんありました。

 

父は、畑の近くにある母の古くからの友人の家に寄ってみようかと提案。

ミカンを10個ぐらい、袋に入れ、母の友人宅のチャイムを鳴らしました。

 

出て来てくれるかな。。

1分くらい待つと、お友達は、玄関を出て、門のところまで、来てくれました。

 

母の乗っている助手席のまどを全開にすると、手を握ってくれました。

「○○子さん、元気そうだね」とお友達。

「うん」か「そう」か、やっとのこと答える母。

 

かれこれ60年以上もの付き合いの友達同士です。

会えば、そんなに話さなくても、伝わるものがあるんだな。。

父と私もそばで見ていて、ほんわかした気持ちになり。

また、こんな機会をつくらねば。