介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母、友人と電話する

母は今、携帯電話を持っていません。

数年前に、解約しました。

 

なのできのう、母の友人から父の携帯に、電話が入りました。

そのとき、父は、外出していたので、帰って来てから、

母のそばで友人に電話をかけ、母に代わりました。

 

母は、聞くことはできるけれど、話をするのが下手になっています。

「うん」「うん」「・・・」と、数分間そんな感じで、

父は、もうそろそろ話が終わったかと、「もうよか?」と母から電話を取り上げ、

母の友人にお礼を言って、切りました。

 

そして、その後。

父が母に話しかけても、母はそっぽを向き無視して、

そんなことが何回か続いたそう。

父は、さては・・・さっき電話を途中で取り上げたことを

怒っているのかもしれないと推測。

母に「電話を切ったけん?」聞くと

母は「うん、まだ話したかった」と。

 

父は「また、近いうち電話しようか?」

と言っても、母はいまひとつ納得した感じではないそうで。

父は困って私に相談に来ました。

 

私は、「きょう、もう一回電話しようか?」と母に言うと、

こっちを向いて、「うん」と答え。

やっぱり母は頑固というか、こうしたいという思いが強い。。

 

今度は、私がその友人に電話をかけました。

相手の女性はよくしゃべる方で、切れ目無くお話されているような感じ。

私は側に耳を近づけて聞きながら、なんとなく感じました。

 

母はまた「うん」「うん」と、相づちをうつことしかできないまま。

携帯は、私が母の耳につけてもっています。

結構、腕が疲れます。。

また、数分経ったのでもういいかと、母に”そろそろ終わる?”と小声で言うと、

母はがんばって、相手に「ありがと。娘が・・・」とやっと言いました。

 

話の途中かもしれないけど、母の耳から携帯を外し、私が代わり、

「2度も電話して、失礼しました。ありがとうございました」と言って電話を終了。

相手の方には、こっち都合で、ご迷惑をかけましたが、

母は、その後、いい顔をしていたので、

とりあえずよかった。

 

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母のアルバムにあった写真。中央で豪快に笑うのが、母かな?