介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母、私の学生時代の友人の名を記憶

きょうは、驚くことがありました。

 

リハビリの時間、いつものように、リハビリの先生と

母と私とで、話をしていた時、同級生の話になって、

「お母さんの同級生に”しろうちゃん”って呼びよう男の人おるよね。

今も、みんな”しろうちゃん”っていうよね」というと

「そう」と母は一言。

 

「”しろうちゃん”ってワンちゃんかと思ったよ」と、

母に失礼なことを言ってしまいました。

 

「私の高校の時の友達の、”和風”って呼ばれよった人、

覚えとう?」と聞くと、母は

「うん、Yくん」と、ちゃんと覚えていました!

 

40年くらい前のこと。

Yくんは、部活の友人たちが何人も実家にきたときに、いた一人です。

多分、そのとき、母はみんなにお茶かなんか出してくれたのかな。

Yくんは、みんなから、”和風”のほか”教授”とか”Y老人”とか

言われていたほど、高校生に見えない、ほんとに老人のような人でした。

 

高校のとき以来、年賀状がたまにくるぐらいしか縁がなかったのに。

最近、なんでも「忘れた」と口にする母が、

きちんと覚えていたことに、驚きでした。

 

Yくんは私の同級生なのに、先生ぐらいに見えたのが

衝撃だったのかな。