介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母、選挙に行く

先週の日曜日、父母は選挙に行きました。

 

父は、いつも行っていますが、母は、きっと数年ぶり。

 

選挙はがきが到着したときに、母に見せながら、

「お母さん、選挙に行く?」と聞いたところ、

「行く」と答えました。

 

積極的な姿勢は大事にしないといけない。

 

選挙、当日の天気が気になるところではあったけど、

当日は暑い暑い夏日!

 

夕方ごろ、昼間のような激しさはないけど、まだ暑さの残る中、

西日を浴びながら、父母と歩いて会場までいきました。

 

会場には、車いすの人用の低い選挙机がありました。

でも、握力が低下している母は、鉛筆を使えません。

 

係りの人が、代わりに代筆してくれることになり、

母は、貼ってある選挙区の候補者を指さして、

その人の名を書いてもらいました。

 

比例の政党名は、文字が小さくて、母はよく見えないようでした。

なので、母の手を握り、私が読み上げ、投票したい政党名を読んだときに、

ぎゅっと手を握ってと伝えました。

 

すると、母はちゃんとぎゅっとしましたが。

私しか、感じ取っていなくて、

結局私が口頭で、政党名を言って、代筆の人がそれを書き留めるというやり方。

 

ここで、私が介することで、不正があっても、だれもわからんよねと、

思ったりしましたが。(もちろん、そんなことはしていません)

 

そんなふうで、無事投票は終了。

選挙に行ったということは、いつもは寝たきりの母にとって、

社会に関われたいい経験だと思います。