介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

たんこぶ、その後

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きょうも、気持ちのよいお天気です。


母のたんこぶがその後どうなったか、体調に異常はないか、

朝、父に電話して、聞きました。

 

たんこぶの腫れはだいぶひいて、

今はアイスノンもしていないそう。

血圧は110台/60台、脈は80、熱もないとのことで、ひと安心。

看護師さんによると、脳の血管が切れていたりすると、

血圧が変わり(下がる?上がる?)、吐き気をもよおすのだそう。

 

母は、そんな様子もないようで、

「ちゃんと、しゃべれよる?」と聞くと、父が電話口に母を出してくれ

「大丈夫。さよなら」と、母はしゃべりました。

 

よかった。

 

きのうは、いろんな面白いことがあったのに、

気が乗らず、書けずにいたので。。

 

まず一つ目は、言語聴覚士の先生との会話。

 

先生は、週末、農家との体験交流に行って、柚子ごしょうを手作り

したとのこと。

今年から畑も借りて、20品目ぐらいの野菜を作っているそうです。

「生まれたのが田舎だからですね」

そういう田舎の手仕事とか、とても心地よいのだとか。

先生は大阪で生まれ、2歳の時に淡路島に引っ越してきて、そこで

育ったそう。

 

「淡路島って知っていますか?」と聞かれ、母は、

「昔、行きました」と返答。

 

え〜?初耳だ・・。先生も、

「そうなんですね。九州の方で、行ったことがあるという方は、

ほとんど会ったことがないから。うれしいです!何にもなかったでしょ?」

 

母も「そう。」と答えます。

 

本当かどうか、少し怪しいけど。

もしかしたら、甥っ子が関西にいたことがあったので、そこに遊びに行った

ときに、連れていってもらったのかな。

本当ならば、それは、びっくり。

私も、父も、淡路島は行ったことがありません。

 

もう一つ、面白かったことは、

訪問入浴に来る3人の入浴介助の方の1人の女性に、

「ともだちに似ています」と母は言いました。

 

介助の女性は、

「え?○○さん(母)の同級生ですか?」

「そうです。スミちゃんというともだち。あなたはおいくつ?」と母。

「52です」

その女性は、母の80代のともだちに似ていると言われたのかと

ショックのようで、周りのみんなも大笑いして、

「きっと若い頃の話ですよ・・・」とフォローしたり。

 

私も、「すごく美人さんですよ。母の仲間内で一番先に結婚されたみたいですよ」

と重ねてフォロー。

 

お風呂は、たんこぶ事件の後だったのだけど、

こんな楽しい、みんなで笑える時間ができて、ほっとしました。

 

頭にたんこぶができて、「お風呂に入らない」としぶっていた母を

「髪の毛はきょうは洗わないでおきましょうか」と説得して、

なんとか入浴させてくれた介助のみなさん。

努めて明るくしようとしてくれたのかもしれません。

 

そして、この日、たまたま父がぜんざいを作っていたので、

介助の方々にぜんざいを食べていってもらいました。

 

毎日、いろんなことが、起きるなあ・・・。