実家の庭のすみっこに、ヒガンバナの株があります。
この時期以外は、どこにあるのかも忘れてしまうほど、
姿を現さないんですけど、
夏が終わるころ、すっと茎をのばし、
いつの間にか、真っ赤な花をつけています。
花生けが好きだった母。
生ける前は、テレビをぼーっとした顔で見ていたのですが、
花と花瓶を用意したテーブルにつくと、目力がよみがえり、
花や葉をじっと見て、
私に切ってほしい位置を指さします。
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これなんか、生けてる葉が多いんじゃないかと思いながら、
「葉が多くない?」と聞くと、母は「いい」と。
こうして、玄関に置いてみると、やっぱりこれでいいんだなと。
花瓶が大きいから、ある程度ボリュームがいるんだと納得がいきました。
母のバランス感覚は、さすがだな。。