介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

イカ、どこへ?

きのう、母の好物のイカ焼きを、奥歯で噛むだけ楽しんでもらおうと、

口に入れ、奥歯で噛める位置に置きました。

 

輪切りにした小さい一切れだったので、箸でつまんだままでは

奥歯で噛みしめる位置まで届かず、

お箸を離し、口の中にイカの一切れを置き去りにしました。

 

そこで、リスクがある行為だと、自覚が足りなかった。

 

ちょうどその頃、キッチンの壊れた電気の修理に

電気屋さんが来ていて、父と話をしていました。

 

耳が遠く、聴き取りがうまくできない父。

まして、めっちゃ早口で話される電気屋さん。

会話が成り立っていない空気を感じ、気になって、

父たちのいるキッチンに行こうと、母をそのままにしてしまい。。

 

そのときに、口の中に置きっぱなしのイカの一切れを

口から出したか、そのまま置いていたか、

うっかりして、記憶がないのです。

 

皿に、母が食べられる大きさに切り分けたイカを見ても、

それが全部なのか、一切れなくなっているのか、

どっちかわからない。。。

 

大変だ!

母に口を大きく開けてもらい、探してみたけど、

イカの切れ端はみつかりません。

 

恐くなって、在宅医の先生に電話をしました。

状況を説明すると、もし、体内に入っていた場合、

食道ならば問題なし。気道なら、むせたり酸素濃度が下がるはず。

どちらでもないとすると、肺の中に入っている可能性も。

その場合、咳込んでなければ、数日後にひょっこり自分で吐き出せる

こともあると。

なので、様子をみましょうと言われました。

 

そうか。

でも、そういって、じっとしている気にもなれなくて。

 

喉に内視鏡を入れて診てもらいたいと思い、ケアマネさんに電話して

そういったことをやってくれそうな在宅医の先生を知らないか、

聞いてみました。

 

心当たりを探してみますと、一旦電話を切られ、再び

電話がかかってきたときに、見つけたといわれたのは、歯医者さんでした。

 

数分後来てくれた歯医者さんは、内視鏡を使って見てくれる人ではなく、

口の中を肉眼で探してくれました。

 

贅沢は言えない。。

不注意だった私がいけない。

 

脈や酸素濃度、血圧を測り、危険な状態ではないので、

様子を見ましょうと言われました。

 

といったことがきのう起こり、きょうは翌日。

通常通りの母です。

 

うっかりな自分を反省。

繰り返さないように。