介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

おいしい貝汁

母は、もともとお酒が好き。

病院にいる時、看護師さんに好きな物をきかれると、

迷わず「お酒が飲みたい」と言ったりしていました。

言語聴覚士の先生と甘いゼリーを食べる練習をしているときも、

「おいしいですか?」

「いいえ、あんまり」とこたえるほど。

 

今、家族が口に入れることを許されているのは、ほんの少量の液体。

市販のジュースを買ってくると

「甘い、おいしくない」というので

最近は、生のフルーツをしぼって飲ませています。

 

先日、母と貝の汁物が好きだった話になりました。

「じゃあ、貝のお吸い物なら飲む?」ときくと、

「飲む」と言いました。

ジュースより、そっちのほうがよいそう。

 

貝のお吸い物なんて、今まで作ったことのない私。

母に聞いて、あさりのお吸い物を作ってみました。

昆布でダシをとって、砂抜きしたあさりと、塩をひとつまみ。

と、言うとおりにして作ってきたけど、

案の状、おいしくない仕上がり・・

 

結局、いつもと同じ、2口飲んで終了。

 

一番好きなのは、はまぐりのお吸い物だそうだけど、

今年の旬のあいだには、上手に作るのは間に合わないです・・・