「花摘みに、お散歩いこ」。
きのうの夜、あんなに真っ赤な顔して、ごほごほいっていた母。
きょうはすっきりした顔で、散歩をリクエストします。
えー?ほんとに?
心配ではあったけど、まぁいいや。
実はきょう、母のおしゃれな帽子を、実家から持ってきていました。
それを被って、みんなのいる共有ルームを通り過ぎ、「いってきます」と外へ。
外は明るい日差しがさんさん。しかしまだ風が冷たく、
寒がる母に私の長袖ネルシャツを着せ、私は半袖Tシャツです。
さぶっ!
住宅街にあるホーム。一歩出ると、戸建ての家々が並んでいます。
辻に来る度に、母のいきたい方向へ曲がり。
ランダムにうろうろしながら、神社に辿り着きました。
大きなご神木の間に、一分咲き、二分咲きの桜が。
なんか、ありがたい気分♪
そこから引き返し、10分くらいで無事ホームに帰還。
きのう大騒ぎしたので、看護師さんがお部屋に様子伺いにきてくれました。
「たん引かなくても大丈夫ですか?」
基本、吸引が嫌な母は、「大丈夫です」ときっぱり。
夕方、父と交代してホームを出た私。
夜も無事でありますように。