15時頃、ホームの駐車場に着くと、父と母が食堂の窓から、
手を振っているのが見え。
二人のいる食堂に向かうと、母はすっきりした顔をしていました。
よかった〜。
11時に新しい薬を注入して、
160〜170回/分だった脈拍は、15時には60〜70回/分に!
劇的に効いていました。
父が今朝行くと、 母の着ている服は汗でびっしょり、シーツまで、
汗で濡れていたそうです。
「脈がずっと高いままというのは、フルマラソンを、
走り続けているようなもの。相当のキツさのはずです」と看護師さん。
きのうから奔走してくださって、ありがとうございました!
通常にもどった母は、夕方には「テレビの部屋に行こうか?」と、
共有スペースに行きたがりました。
食事ができるみなさんは、17時前になると個室から出てきて、
テレビのある共有スペースを通り過ぎ、食堂へ向かいます。
その時、何人かの人は母に会うと、近づいてきて手をにぎり、
「こんにちは」「元気そうでよかった」などと、声をかけてくれるのです。
このホームで、食事ができずチューブで栄養をとる入所者は母ひとり。
本当はどれだけ、みんなといっしょに食堂へ向かい、ごはんを食べたいことか。
それを思うと、苦しくなりますが、
母はその思いよりも、みんなに会い、あいさつを交わすことを
楽しみにしているのだと思います。