介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

「つば取って」・・・

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嚥下障害で飲み込めなくなり、胃ろうを行っている母。

少量の自分のつばも、飲み込みにくくなっています。

けれども、つばが口にたまって口の外に出そうにも、

自分できちんと拭き取れません。

握力も極端に落ちているのと、指の関節も曲がりにくくなっているから。

 

話はゆっくりならできるので、

口の中のつばを取ってほしいときは、「つば取って」と言い、

たいてい父か私かで、拭き取っています。

 

つばの出方は、日によって違い、また時間帯によっても違います。

が、最近は、私が母のそばに居る夕方に、よく出ているような。

 

時々、肩すかしなこともあり。

「つば取って」と母が言い、

私がティッシュを一枚抜き取り母の口の中を覗くと、乾いたままで

「あれ?ないよ」と言うと、

「そう、ないかもしれない」とぽつり。

なに〜!?

 

こういうことが、4〜5回に1回は、あります。

先日は、

「つばとって」(母)

「ないよ」(口の中をのぞいた私)

「しかたがない・・」(母)

なんていう一言・・・!

 

つばが奥にあって取れないのでしかたがないのか、

単につばがなかったから残念だったね、という感じでなのか。

さっぱり分からない・・・。

 

でもまぁ、なんにしろ、会話があるのが

よいことなのかもしれません。