母は、きのうからきょうの朝方まで、脈が異常に速く、大騒動になりました。
もともと、持病のように、不整脈の症状があった母。
そういう体質だから、という解釈で、特に薬は使っていませんでした。
しかし、70代半ばに進行性核上性麻痺と診断されたのちは、脈が速いままの状態を、
そのまま放置するのはマズい、ということになり、薬を使って対処することに。
病院が違うと対処の仕方が異なるのですが、今のホームに2月に来てからは、
ここでおつきあいのある訪問看護チームの看護師さんの指示に従っています。
最初は、脈が速い時だけ、飲み薬で対応していました。
それが、頻脈(=脈が速い状態)になる頻度が増え、2週間に一回くらい、
頻脈の症状が出るようになると、「このままでは、お母さんの体が
しんどいでしょう」と、日常的に、予防も含めて、
脈を整える薬を使う事を、看護師さんから提案されました。
そして、胸元に貼る「ビソノテープ」という頻脈を整える薬を、この1週間ぐらい
は、一日一枚使っていました。
ところが、その薬を使っているにもかかわらず、
きのうの朝は、脈が160にもなり。
これでは、デイサービスでお風呂に入れず、安静にして様子を見ることになりました。
4時間あまりのデイサービスの時間を、ほとんど、ベッドに寝て過ごした母。
昼過ぎに、部屋にもどってからも脈が速い状態は続き、夜になっても、
160近いまま。
夕方からは父と交代して、私は家に帰っていましたが、父から電話が来て
状態が悪いままだと報告を受けると、心配になり、
ホームの母の元に再び向かいました。
帰ろうとしていた父と交代し、初めて、19時以降に母の元に滞在。
夜のホームの様子は、昼と違って、しーんと静かで、さみしい雰囲気でした。
部屋にいる母は、首回りと背中はびっしょり汗をかいています。
未だ、脈は速いまま。とえりあえず下着とTシャツを着替えました。
看護師さんが見えて、今はいつもの薬を増量していると、説明を受けました。
そして「一度、循環器内科の専門医に見てもらったほうが」
と話をされ、私も同意して、すぐにその手配をお願いしました。
きょうは、小一時間いて、様子が安定したら帰ろうと思っていましたが、
薬を強めていても、脈が速い状態は変わらず。
「何かあったら、連絡しますから、あとはおまかせください」と、看護師さんに
言われましたが、家にいて待つのも、またよけい心配が増すなぁと考えている時に、
「体力的にきついと思いますが、ご希望なら、泊まられても大丈夫です」と、
看護師さんから言われて、そうさせてもらうことにしました。
長くなったので、その2へ。