介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

主張ある母

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母のいなかの風景。岩デカっ!

 

きょうの母は、しっかりした眼差し。

咳も痰も少なめで、きのうみたいな眠気もありません。

 

こんな日は、家族との会話も、「もう、せん(しない)」「起きらん」みたいに、

母は、しっかりとした強めの口調で言います。

それがまるで、現役ばりばりの時代の母のようで、懐かしく。

同時にこっちも思春期みたいな反抗心も湧いてきて「じゃあ、いい!」とか答えたり。

お恥ずかしい・・・

 

一番面白かったセリフは、「ひざぼんさんが出とう」。

ズボンの裾が膝上までめくれ上がっているから下ろしてくれ、ということです。

 

あのキツめの母の口から出る、「ひざぼんさん」という言葉が、似合わなさ過ぎて。

おかしくて、笑っていると母に、「早くして!」と

なにぐずぐずしてんの?という顔をされました。

こわこわ。

すぐに、裾をひっぱり下げました。

 

せっかく起きているので、声だしの練習をしようと、

言語聴覚士の先生にもらった発音のプリントを手にし”オーイ”と言うと、

”オーイ”と、母もかろうじて言います。

けれど、それっきり。

母は「一回しか言わん」と、強気でそう言い返しました。

そうやすやすとあんたの言う通りにはならんよ、という意味みたいです。

 

じゃあもう、しかたないか。。。という感じで、

本日は、強い母に、押されっぱなしの1日でした。