介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

胃ろうの器具交換当日

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母は、きょう、胃ろうの器具の初めての交換日。

朝、栄養注入をする前に、母をホームから病院へ連れて行きました。

病院には、9時到着。

先日胃ろう造設の手術をした内科の先生に、器具の交換をやってもらいます。

 

血圧、脈、酸素濃度をチェックし、異常がないとのことで内視鏡の部屋へ。

母が緊張しないように、私も最初、一緒に部屋に入りました。

 

母はまず、車いすからベッドに移され、そこで内視鏡胃カメラ)の準備に

かかりました。

私は、母が落ち着いたところで、手術中は退出することになっていたのですが、

胃カメラはまだ、自分で経験した事がないんです・」としげしげと眺めていると、

「一緒に見て行かれますか?」と、交換する間もいていい、ということに!

 

びっくりしたけど、胃ろうの道具も見れるし、母の胃の中も見れるし、

もしかしたら貴重な機会かもしれない。と、同席することに。

 

始めに、胃カメラが当たっても良いように、口の中がしびれて感覚がなくなる塗り薬を

口腔内にぬり、それから、内視鏡担当の先生が、先端にカメラがついた細ーい管を、

口からするすると体の中に入れられました。

モニターには、母の消化器官の映像が映し出されました。

 

映像では、母の胃はきょうまだ何にも食べていないので、空っぽ。

80年も生きてきたとは思えないような、きれいなピンク色の粘膜が映し出されました。

そして、胃の内壁に胃ろうの器具がくっついている部分が映り。

胃の中に突き出しているその部分は白い、ペットボトルのふたのようでした。

 

今回、その部分をバルーンと呼ばれる膨らんだかたちものに、交換します。

それも、白くて小さく丸く膨らんだものでした。

そして、お腹側は、ボタン式と言われ、お腹の穴をあけたところに

ポチッとふたを閉めるようなつくりにかたちが変わります。

 

人間の体に、一部器具が移植された。。。

マンガにあるような世界を思ってしまいますが。。。

これが命綱です。

出血も少なく、無事短時間で交換が終わり、11時すぎには病院を出ました。

麻酔も使わなかった母、がんばりましたな。