進行性核上性麻痺と診断されている母。
きょうは、そう診断した神経外科の病院へ行く日でした。
診察のあと、帰ろうという母に、父は、
「ちょっとだけ、ヒガンバナの咲いているところへ寄って行く?」
と誘いました。
母は、半ば父に強引に押し切られたようですが、
車を発進し、窓からさわやかな風が入り始めると、まんざら嫌でもない様子。
病院がもともと山に近い田んぼの中にあり、そこから10分ほど車で行くと、
母の実家があります。
田んぼに囲まれた母の実家付近を通り過ぎ、あぜ道に咲いたヒガンバナを眺めながら、
山の奥へ続く川沿いの道を、車でゆっくり走りました。
その道沿いには、公園があります。
川が公園の中央を貫くようなつくりで、夏場は子ども連れに人気です。
そこは、母の通った小学校の校区内なので、母が慣れ親しんだ場所なんですが
公園自体はその当時はなかったので、変わったな、との印象のよう。
川遊びを思い出すかなと、母の足に、川の水をかけてみました。
すると、冷たくて、気持ちよかったみたいで、
そのあと、靴下をはきたくないといいます。
結局素足で、そのままホームまで帰りました。
母の家付近で、草花を摘みました。
写真は、ゲンノショウコという草花。
しりとりで、母がよく言う名前です。
これだったんだな。可憐な花です。
#進行性核上性麻痺
#要介護5
#ふるさと
#川遊び