きょうは、月に一度、母のいるホームに訪問美容師の方が見える日です。
2ヶ月に一度、髪を切ってもらっている母。
今月のきょうは、切ってもらう日でした。
白いシャツに黒いスラックスで、統一されたファッションの美容師のみなさん。
可愛くておしゃれでスタイルも抜群。
まるで、パフュームみたいだ、と思わず見とれてしまいます。
きょうの母の担当は、20代の小柄な女性美容師さん。
母が髪を切ってもらうあいだ、隣に座って、ずっと話をさせてもらいました。
自宅の近くに90歳に近いおばあちゃんが住んでいるというその美容師さん。
仕事帰りに毎日おばあちゃんのところへ寄るのだと。
「昔からそういう距離で暮らしてきたからですね。普通のことです」
そういう人だから、美容師を志してすぐに、訪問美容で高齢者の髪を
切って回ることを仕事にしようと思ったそう。
車いすに乗っている母の、後ろの襟足をちゃんと切るために、
美容師さんは、車いすのハンドルをおり曲げて、背中には代わりにクッションを入れ、
首の後ろに空間を作って、切りやすいように環境を整えて。
カットも短時間で、とても上手なので、「見ている家族やスタッフにも
切ってもらいたいという人が多いでしょう?」と聞くと、
「時々言われますが、訪問美容の仕事につく私達は、
店舗を持てず、一般の方の髪は切ることができないんですよ」と。
はさみやドライヤー、鏡、パーマや髪染めの道具や、クッションなど、
運び入れる道具は多くて、とても重そうですが、
素早く広げて、素早く片付け、とても身軽に帰っていかれる皆さん。
未来はもっと、活躍されるんだろうな。。。
また、2ヶ月後、お願いいたします。
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定期検診に行く病院の庭の花たち。
入院したとき、心をなぐさめてくれました。