母のいるホームには、昼間に一人、夜間に一人訪問看護の看護師さんが
いらっしゃいます(夜間は巡回で)。
訪問看護師さんのメンバーは、合計で7名。
そのうち3名が男性の看護師さんです。
その中で、一番キャリアのある男性看護師さん。
その知識や判断力のすごさには、私も父も、すごく信頼をおいていて。
でも、母の場合は信頼だけでなく、コミュニケーションの魅力にも
はまってしまっているようです。
「きょうは、どう?元気?」とか、
「いい顔してるねー」とか。
女性の看護師さんとも、そういう会話はするけれど、
その男性看護師さんの場合は、病人と看護師さんの感じではなく、
とてもフランクな友人、もしくは恋人のようなんです。
その、ちょっとときめく言葉をかけてくれる看護師さんに、
母が好意を持っているのは、わたしからみてもわかります。
きょうも、その看護師さんが、栄養注入にやってきました。
母はその人の所作と表情をずっと眺めていると、看護師さんは、
「なに〜?何かヘン?」と言われ、母はとっさに
「眼鏡がかっこいいですね」と答えました。
なんだ、その回答(笑)
看護師さんは、「そう?この眼鏡、かっこいい?じゃ、かけてみる?」と、
眼鏡を顔から外し、母の顔にかけてみてくれました。
母は、看護師さん本人のことをかっこいいと思っているのに、
照れ屋さんで、口に出せませんでした。
終わり(笑)