介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

できることを大事に

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きょうも、咳やつばが多めの母。

きょうは15時前から夜まで、付き添っていました。

 

飲み込みの練習は、きょうもお休みです。

しかし、それでは、母の口から食道まで、何の刺激もないままになります。

それは、少しでも何かあるほうがよいだろうと思い、

食堂にあるフリードリンクのサーバーに行って、飲み物を一口飲もうと思いました。

 

ドリンクサーバーにあるメニューは、緑茶、コーヒー、水、スポーツドリンク、

レモンウォーター。

それもホットとアイスがあります。

今までに母は、スポーツドリンクとレモンウォーターを試したことがありますが、

どちらもとても甘いらしく、ほんとに一口で、「もう、いらん」と言いました。

 

きょうは、コーヒーのホットを選びました。

さてさて、どうかな。

反応を待っていると、やはりきょうもひと口飲んで、「もう、いらん」と。

「おいしくない?」と聞くけど、とにかく「いらん」とひと言。

 

それでも、ひと口でもむせずに飲めたこと。

のどと食道を、わずかでも飲み物が通っていったことを、ちょっとは安心しました。

 

食べられないけれど、スプーンを口に入れ、一口、二口、味わうことはできる。

母のできる小さなことを大事にしようと思いました。