きょうは、11時半に、歯科医院から嚥下の先生が来られました。
月に1回くらい、母の飲み込みの様子をチェックしに来られます。
2〜3ヶ月に1回は、鼻の穴からのどに向けて小型カメラを入れ、
飲み込みの様子を、映像に映して、見せてくださいます。
先生も、私達家族も、そこで母ののどや、気管のふた、食道など、
どんなふうに動いているのか、確認することができます。
きょうは、最近食べている、和菓子のこしあんを水で溶いたものと、
温泉卵の黄身を、食べてみて、その残留具合を映像でチェックしました。
一口、二口食べた後、カメラを通し見てみると、
おー!
残留物は、ほとんど見られません。
気管のふたもきちんと閉じられています。
「いいですね。少し残ったものは、最後にとろみつきのお茶を飲んで流しましょう」
先生から、高い評価をいただきました。
やった!
このところ、大きくむせることがあったので、看護師さんから、
「食べるのを、少し控えましょうか」と、言われていたところでした。
けれども、きょう、カメラで映像で見て、安心できました。
先生によると、全国には、40万人くらい胃ろうの人がいて、
そのうちのほとんどの方が、口から食べる、嚥下の練習をされているとのこと。
もちろん、食べることのレベルには、差があり、
練習して、口から食べる食事で100%栄養をまかなえるようになる人から、
半分くらい食べて残りが胃ろうのチューブの栄養の人、
また、母のように、ほとんどは管からの栄養で、食べるという習慣を忘れないように、
スプーンで何杯か口から味わって、食べることを楽しむ人など、さまざま。
とにかく、のどや、食道が食べ物に対して反応し、
そこに刺激を与え続けることが、体の機能を保つのに有効なのだそう。
母の今後は、あと一ヶ月くらい、今の食べる練習を続けて、
来月も同じ安定した状況であれば、食べ物の種類を少し広げようということに
なりました。
次の目標は、母の好物、イカの塩辛。
もちろん、とろっとしたエキスだけで、本体のイカは食べられませんが。。
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