介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

私、ひとりよ。

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初夏の瀬戸内の島の景色。パワーをくれそう・・

 

さてさて、短縮面会になり、ほぼ1週間たちました。

最初、ケアマネさんから告げられたときの衝撃や緊張が、少し薄れてきています。

 

なんにしろ、日々重ねていくと、それが日常になるのかもしれません。

 

きょう、12時50分まで、デーサービスだった母。

私が着いた13時過ぎごろは、もう部屋に戻り、ベッドに入っていました。

私を見るとすぐに、「起きたい」と言い、テレビのある共有スペースに行きました。

母は、そこでゆっくり、テレビを見始めました。

 

30分くらいして、父がやってきました。

受付で、「洗濯物をとりにきました」といっているらしく、

父は、母のお風呂あとの着替えた分とかタオルとか、

洗濯する分を慌ただしくまとめ、テレビを見続けていた母に、

「また夕方くるね」と一言いって、すぐに帰りました。

 

それから、またひと仕切り、テレビを見ます。

もう1時間以上も見ていた母。

さすがに、私も帰らないと、一応短め面会との名目なので。

母に、「部屋に戻ろうか」と言うと、静かに母はうなづきました。

 

母にベッドに入ってもらい、「帰るけど、いい?」と言うと、

「お父さんに電話して」と。

しかたない。

もう帰り際だから言う通りにしておこうと、父に電話をかけました。

 

携帯を耳に当てた母は、父がでると、

「もしもし、わたしひとりよ」と。

ええ!?

電話の向こうの父も、母が私の電話を使って話しているのを知っています・・・

 

私が帰ったことにして、父に早く来てほしい魂胆です(笑)

面白すぎる母!

この言葉、娘としては少し気恥しい気もしますが・・・

ま、このくらい色気のあるほうが元気だってことで。