介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母の姉の記憶

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梅雨開け間近のせいか、ここ数日湿度が半端無く高くて、うっとおしいです。

 

実家で、母の栄養の注入をしていると、電話がなりました。

父は昼寝中で、起きる様子がないので、代わりに私が電話に出てみると、

SECOMからでした。

それも、母の亡くなった姉が住んでいた家を警備する、SECOM担当からです。

 

「□□さん(母の姉の長男=わたしのいとこ)が電話に出られないので、

第4番目の連絡先である○○様(実家)にご連絡いたしました。

□□さん宅のセンサーに異常があったので、確認に出向きましたが、

異常はありませんでした。おそらく、外気温上昇によるトラブルで

センサーが働いたと思われます」

という電話でした。

 

久々にいとこの名前を聞き、SECOMの連絡先のひとつに、うちの実家が

あるんだとびっくりしたけど、こんな形でつながっているんだなと

なんだか、ちょっと不思議な感じがしました。

 

母のベッドに戻って、

「□□おばちゃんの家のセンサーが鳴ったけど、異常なかったって、

SECOMさんからうちに電話が来たよ」と報告。

 

母はまだ独身のころ、姉一家が住んでいたその家に、学校の帰りとか、

よく遊びに行ったそうで。

姪っ子があかちゃんで生まれて、おもちゃとか、お菓子とか買って行った

とのこと。

 

母の独身時代から母の姉が亡くなるまで通ったその家は、今は空き家になり、

SECOMのお世話になっているけど。

こんなふうに、妹である母の住む家に、管理報告の電話がかかってくるなんて、

そして、それを母に伝えて昔の話が聞けるなんて、なんだか、いいなって思える

きょうの夕方でした。