介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

お米を買いに

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先週の日曜日、山の麓にある母の生家へ、父母とお米を買いに行きました。

 

母の住んでいた家には、今、母の甥家族が住んでいて、

兼業で農業をやっています。

倉庫には、農協に出さないで直接小売りする米を保管してあります。

 

来年4月からは、その甥の次男も一緒に、週末農業をすることになり、

引っ越して来て、二世帯で住むことになるそう。

訪れた日は、ちょうどその次男家族も来て、たくさんの親戚に

母は迎えてもらいました。

 

母は、車にのったままだったけれど。

写真の景色は、車の窓から見えていました。

田んぼは水平につくられていて、その手前のアスファルトの道は、

坂になっています。

 

このアスファルトの坂道の手前側に、母の生家はあります。

坂の途中にあるので坂下を見れば、景色が開けています。

でも、坂の上を向くと、急な登りになっていて、山の尾根が迫ってみえます。

 

母は、この地に、閉塞感を覚えたらしいですが、

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母の部屋だったという小屋の二階からの眺めは、よかったはず。

でも、窓が小さいか。。

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母の部屋があった小屋と、母屋の間には、この小道と小川があります。

 

一軒家の敷地内に、みんなが通り抜ける道があり、野菜を洗ったりする小川が

流れているのは、まちに住む私たちからすると、とても妙。

いつも近所の人の声や物音がしていただろうな。

何でも筒抜けになる田舎とは、こんなつくりが影響しているのだと思います。

 

母は本が好きで、その世界に浸りたかっただろうから、

集中できない場所だったかもしれません。

 

でも、やっぱり、懐かしい我が家でしょう。

母に連れられ、年に数回訪れていただけの私も、

放し飼いの鶏においかけられたり、餅つきをしたり、星を見たり、

思い出がいっぱいあります。