介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

ひらひら

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きょうは、言語のリハビリの日。


先生は、母が好きなゲームをしてくれました。

一人が絵を見てヒントを出し、もう一人は絵を見ないで、その説明からあてるというもの。

 

先生がまず、母の見えないところで、カードを示します(私と先生が見ます)。

そのカードには、犬の絵が描いてあり、先生はその「犬」の説明に、

「動物です」

「首輪をつけて、飼います」

と、二つヒントを出しました。

すると、母はすぐに「犬」と答えることができました。

 

次に、先生は選んだカードを、ご自身に見えないようにしながら母に示して、

母がその絵を見ながら、説明をする番。

母はまず、

「生き物です」

と説明。

 

それっきりだんまりになったので、先生は「それはどこにいますか」という問いを投げかけ、母は

「家の外」と答えました。

 

もう一つ、先生は「それはどんな風に動きますか」と質問すると、母は

「ひらひら」と説明。

先生は、「ちょうちょ!」と正解しました。

 

なんか、ちょっと感動。

「ちょうちょ」は「ひらひら」。

 

私は、先生の「どんな風に動きますか」の問いに、

「飛びます」という味気ない答えしか、イメージできず・


若いころ、よく本を読んでいた母。

「ひらひら」という詩的な言葉がすぐに出てきました。。