介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

母、ピアノに触れる

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先日、ピアノがあるリビングの模様替えをしました。

前はピアノの前にソファを置いていて、ピアノを弾くことができなかったのですが、

今はピアノの前からソファをどけたので、スペースがあり、イスを置いてピアノを弾けます。


いま、言語聴覚士の先生から、歌を歌いましょうと、宿題をもらっていて、父と母は毎日、夕焼け小焼けを歌っています。


きょうはリビングのピアノを父が弾いて、夕焼け小焼けを歌いました。


父が弾くピアノに、母は興味を示したようで。


本当なら、母のほうがピアノは上手なのです。


なんか少しくやしい?

そんな風にみえたので、私は母の車イスをピアノの前に動かし、鍵盤が弾ける位置に連れてきました。


母は鍵盤の上に両手を置き、右手の人差し指でドの音を、左手の親指でオクターブ下のドの音を弾きました。

鍵盤は、重たいので、握力のない母は、小さな音でしか鳴らせなかったけど。

なんかちょっと、感動。

母も満足だったのではないかな。