介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

しゃぼん玉トライ

きょうは、暑くなりました。

昼過ぎに、せっせと自転車でやってきてくれたリハビリの先生。

母に、しゃぼん玉の道具を持ってきてくれていました。

 

いつものマッサージで体をほぐしてもらったあと、

きょうは車いすにのって、開け放した窓のそばに行き、

そこで、しゃぼん玉に挑戦。

しゃぼんの液体に浸し、外に向いて、何度か吹き付けましたが、

残念ながら、しゃぼん玉は作れずじまい。

 

口をすぼめることは、まあまあできているとのことですが、

息のスピードが少し足りないらしい。。

 

いつものように母の表情は乏しいですが、

その変わらない表情のなかにも、しゃぼんが膨らまず

がっかりした気持ちは、読みとれた気が。

 

「できるかなと思ったんですけれど、早かったですかね。

すみません。また今度やってみましょう」とリハビリの先生。

 

そのあとに、何か楽しいことをしたいですね、と言われるので、

あの必殺ワザの父の吹けない口笛を、提案。

父にやってもらうと、やっぱり母は泣き笑いのような顔をして。

 

母の目尻が下がり、口角があがった顔を見て、リハビリの先生はびっくり!

「すごくいい表情です、○○さん!お父さん、毎日やってあげてください」と、

リクエストされて、音が出ない口笛を吹いた父も、恥ずかしいやら、

何やら、戸惑いながら、苦笑していました。

 

おもろい夫婦です。