先日、弟と夫と、月に一度集まる日でした。
弟は、リクエストに応じて、例の絶品漬け汁鶏肉ローストを
つくってくれました。
母は、また、その鶏肉を目の前に、ひとかけを口にするという
リスキーな行為に出ました。
まあ、そうだよな、漬け汁にたっぷり浸かって、
少し焦げのあるいい色に焼きあがって、香味野菜の匂いもよく。。
それを目の前に、じっとしていられませんよ。
私は、咳込み承知で、母の口に鶏肉のひとかけを持ってきました。
噛むだけ噛んで、あとは、私が、母の口から奪取するという。
噛み噛みした肉の切れ端が、口内に残っていないかと、
スポンジブラシで捜索。
おいしい味を掃除されているみたいで、いやだったろうな。
そして、飲み込みが下手になっている母だから、
噛んだ後の残った汁を飲み込んだ後、咳込みました。
その光景を見た夫が、後で「お母さん、やっぱり咳込むときつそう。
苦しそうな顔をするから…」と。
それを聞いたすぐには、思わなかったけど、
後から、”私も父も、母の咳込む姿に慣れてしまっている”と
思いました。
母が苦しそうなのが、過ぎるのを見守るだけになっているなあと。
夫の言葉で、気が付いたこと。
これからは、母が咳で苦しい時間は、あきらめず、
最短ですぎるように、なんらかの手を施そうと。