3年前に植えた、日向夏の木。
昨年は幾つか実がなりましたが、
今年は一つも実がなりませんでした。
周りに植物が迫ってきて、日当たりや風通しが悪くなったせいだと思い、
環境を変えようかなと、思い切って木を掘り上げ、
鉢に植え替えることに。
きのう、木の周囲を掘り始めたのですが、
思った以上に深くしっかりと根付いていて、きのうで終わらず、
きょうに持ち越し、2時間近くかけようやく掘り上げることができました。
そのあいだ、母の相手は父にまかせていたのですが、
植え替えを終えて、部屋に戻ると、
父は母に、大きな声で、クイズの問題を読み上げていました。
それを、母は聞いているのか、いないのか。返事もしません。
母は父のほうを向かずに、父は本をみながら。
二人の視線は、向き合わず。
思い思いのほうをみて、過ごしていました。
この様子が、なんだか、とても象徴的に思えて。
同じ部屋にいて、同じことをしているようで、していない。
距離は近いけど、心は離れて…
いるのかどうか、わかりませんが、
ちょうどよい距離感でお互いがいることに安心しているのかもしれません。
結婚して、もうすぐ57年になる両親。
二人は、絶妙なポジショニングなんでしょうね。。