母の今いる場所のことを、このブログでは「ホーム」と紹介していますが、
正確にいうと、「サービス付き高齢者向け住宅」。
昨年夏、誤嚥性肺炎にかかり、救急病院に3週間入院した後、
熱は下がったけれど、食べ物を口から食べられなくなり、
リハビリ専門の病院に移りました。
ほんとうは、長くならず家に戻れるかと思っていたので、
短期間しかいられないリハビリに重点を置く病院を選んだんです。
そこで、言語聴覚士の先生に毎日、口やのどのリハビリをしてもらいましたが、
思ったように回復できず、リハビリ専門の病院にいる間には
口から食べられるようにはなりませんでした。
本来は脳血栓など、短期リハビリ勝負の患者さん専門の病院だという性質上、
長くはいられないので、他の病院に移らねばならず、
療養型の病院を紹介してもらい、説明を聞きに行ったところ、
リハビリの回数が週に2回程度になるとのこと。
リハビリ専門の病院のようにはいかないにしても、もう少し、
現時点ではリハビリに取り組みたいとの旨を伝えると、
「そういうことならば、医療保険と介護保険が使える施設に行かれた方が、
リハビリサービスを自由に組み入れることができ、
リハビリ回数を増やすことができますよ」とアドバイスをいただきました。
それが、今の施設を選んだきっかけです。
サービス付き高齢者向け住宅では、マンションを借りるように部屋を借ります。
またその部屋からデイサービスにも行く、という形をとります。
今、通っているデイサービスは、きのう書いた定員10名の小規模施設。
そこに週3回通って、ほかに月に2〜3回歯科の先生にのどを診察してもらい、
食べるトレーニングの指導を受ける、というのが現在母が受けているサービスです。
療養型の病院よりリハビリは充実していますが、
医療設備については、訪問看護の簡易的な医療機器しかないので、
そういう不安はありますが、一長一短はしかたがないこと。
今の環境は、今の母の状態にはあっていると思うので、満足しています。