介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

空を見上げて

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14時半過ぎにホームに着き、テレビの部屋で母と一緒に、

ビッグカップルの結婚のニュースを見ていました。

すると、廊下をウォーキングしているおばあちゃんに、

「空が真っ黒。あっちの窓、ちょっと見てきてごらん」と言われ、

見に行くと、なんかすごい様相。

 

ここのホームは、40人くらいの規模ですが、広々とした駐車場もあり、

空の景色はパノラマのように見渡せます。

 

窓に空を見に行っているあいだ、母の両脇には、さきほどのおばあちゃんと

もうひとりのおばあちゃんが寄り添って。

どちらの方も毎日ウォーキングを欠かさず、

母に会ったら、必ず挨拶をしに近づいてこられる方々です。

ありがたいこと。

 

ここに母が入居して約半年。

母は生活の場としてなじみ、私や父も、一日のうちの何時間かを過ごしながら、

日常の居場所になってきました。

 

空をパノラマのように広々と見渡せて。

季節の移ろいもこの場所で、感じることができる。

雨の上がった空をまた見上げ、次の季節が来るのをなんとなく予感した夕方でした。

 

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