介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

9月の終わり。母の飲み込み力は・・

きょうは、歯科衛生士さんが、午後から見えました。

丁寧にいつも通り、歯のお掃除を行ってくれました。

とてもフランクで、お話好きな方なので、何でも友達みたいに話してしまいます。

 

ついこのあいだ、いなかの公園に外出した際に撮った、母がアイスをほうばった

画像を、見てもらいました。きれいな緑色をしたアイスだったので、

「これ、きゅうりですか」(歯科衛生士さん)

「抹茶の棒アイスです(笑)」(わたし)

 

母は、アイスはまだ、歯科の飲み込みチームの先生に、許可してもらっていないので、

同じ歯科に勤める衛生士さんに見せるとマズかったかもしれないけれど。

きっと心配するよりさきに喜んでくれる人だと思えたので、画像をみせちゃいました。

 

今月は、3連休が2週にわたり、稼働日数が少なくて、飲み込み訓練の

歯医者さんチームが、来てくださる日がなくて。

次に来る時は、ミキサーでつぶした食材にトライしましょう、ということだったので、

期待して待っていたのですが。

来月に見送りです。

 

きょう、父が私に作ってきてくれた、栗の渋皮煮。

父が私に手渡す時に、母が、

「それなに?」と。

あちゃー。

食べたいんだ。。。

アイスでむせなかったから自信を持ったのか。。。

 

鬼皮を取って煮た丸々とした栗を割って、かけらの一部をつぶして、

母の口に入れました。

つぶしたつもりが、まだ粒が残っていたようで、

抜けた歯のところに少し引っかかってしまったけれど。

それ以外は、むしゃむしゃと咀嚼して飲み込み、むせもしませんでした。

 

食べられなくなって1年。

前の病院でも、この施設で歯医者の飲み込みチームのみなさんにも、

母にはとろみ液体しか許されてなく、固形物は飲み込むことは

リスクが大きいとされている現状。

しかし、栗のつぶしたもので、ちょっと試したら、口を動かし噛んで飲み込みました。

そんな光景は久しぶりで、なんだか、感慨深く。。

少しは進歩したようで。すごいな。お母さん。