秋の夕空がキレイです。
母は、ちょうどこの時間帯、ベッドに寝て胃の中に、栄養を注入しています。
注入しているのは、エンシュアという250mlの缶に入った栄養飲料。
この缶を1回に2缶、朝夕で合計4缶、約1,000kcalの栄養を
体に補給しています。
いくつか味に種類があるのだそうですが、母に届けられるエンシュアは
バニラ味とコーヒー味。
お祭りの屋台のイカ焼きとか、カツオの内蔵の塩辛とかが、大好きな母には
きっと甘過ぎて、口に合わないでしょう。。
でもまあ、口から飲むことは、まずないですけど。
注入を始めると、うとうとしてきて、数分後には、
いびきをかき始めます。
きょうは午後に、いやいやながらだけれど、
「おはよう」とか「ありがとう」とか「鳥がなく」とか、
短い言葉や文章を声に出す練習をしました。
先日は、口腔ケアをしてくださる歯科衛生士さんから、
口を動かして、しゃべる練習をしてもらいました。
言語聴覚士の先生は、なかなか来てもらえる人が見つからなくて
来てもらってはないけど、介護士さん、歯科衛生士さん、
みなさんに協力してもらって、少しの時間、口を動かす練習をしています。
味見程度でいいから口から食べ物を食べたり、
ゆっくりぽつぽつしゃべる会話をしたり、
母に対して、そういうことを、父と私は望んでいるので。
ケアマネさん始め、そういう願いを受け止めてくれる人がいるここは、
ほんとうに、いい環境だなと改めて思います。