介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

帰り際2

f:id:midoringer:20191019203229j:plain


きのうの帰り際。

母は、最近には珍しく、栄養注入の間にも、咳が出ていました。

 

「お父さんに電話して」

きついときに、母がたよる、心理療法です。

その日は、夕方にも父に電話をしていましたが、

一時間後の栄養中のタイミングで、また、母の言う通りに電話を。

 

「お父さん、いつ来ると?」

「遅くなってもいいけん、来て」との母の懇願を、あの父が、

どうやって、断ったのか。。。

なんとか、最後は、「さようなら」で、電話を終えました。

 

注入も終わり、看護師さんが部屋を出たあとにも咳が続き、

「きつい」と、合間にぽつり、いうので、ベッドのそばへ行くと、

「あんたなんでここおると?離れて」

といわれました。ま、いつもの通りです。

 

そして「もう、帰りなさい」と。

最後は、昔からの母親らしい一言が。

 

体がしんどくわがままな母と、

家があって見舞いにきている父や私のことを理解する母と。

胸の中で、どう気持ちを整理しているのか。

急に昔の頼もしかった母の感じになるのが、不思議です。