介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

欠けている前歯

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人は、口に入るものを、ガシガシと噛み砕こうとする本能があるらしい・・・

母は、その反応が特に激しいです。

 

口腔ケアのスポンジブラシの棒や、内視鏡カメラなど、

口に入ったとたん、ガシガシと噛みまくり。

それはもう、荒々しいネコ科の動物のような、凶暴さです。。

 

もともと歯が強くて、80歳を過ぎた今でも15本くらい自分の歯が

残っている状態。

しかし、そのガシガシ噛みの習慣のせいで、

右側の前歯は、先が少し欠けてヒビが入っています。

 

このままにしていると、酷くなって、歯が折れるかも、と心配になり、

歯医者さんに、きょう見てもらいました。

 

歯医者さんは、「欠けが小さいので、この状態をカバーするような治療を

するには、少し削ってから、かぶせることになります。

欠けた歯の裏側には、金属の補強があるので、これからすぐに大きな

欠けにつながることはないと思いますので、しばらく様子を見てはいかがでしょう」

との見解だったので、そのとおり様子見することに。

 

それにしても、母の前歯の裏には、金属の補強があったなんて。。。

そんなこと知らなかった。

母に、そんな治療をしたの?と聞くと、「覚えとらん」と。

 

「でも、それがあるから、すぐに治療せんでいいってよ。よかったね」

と言うと、

「よかったー」と言いました。

 

なんてことない!みたいな平気な顔をしている母も、

治療するのは、少しは怖かったのかな。