介護+αの日々

進行性核上性麻痺と診断された母の介護日記+日々のこと。

春のお茶会

f:id:midoringer:20200203070601j:plain

 

あるとき母に、「飲み物で何が好き?」と聞くと、

「お抹茶」と答えました。

 

それを一緒に聞いていた父は、じゃあ母にお抹茶を飲んでもらおう!と、

実家で母が使っていたお抹茶のお椀を探してきて、

粉と茶せん(竹製の混ぜる道具)を買ってきました。

 

さて、用意が整ったきのう、お抹茶を飲もうというとき、

母は、父に「おまんじゅうは?」と聞いたそうで。

用意をしていなかった父は、慌てて和菓子やさんで、買ってきたとのこと。

f:id:midoringer:20200203071934j:plain

少し苦みのある抹茶を飲むときは、飲む前に甘いものをいただくという

お茶の作法を覚えていた母を、父はとても喜びました。

 

母は、迷わず桜餅を選び、手にしてぱくっとひと口。

心配ながらも、そのまま母の動作を見守っていると、少しもぐもぐしたのち

むせずに飲み込めたので、びっくり。

 

お抹茶のほうですが、 

母は器を膝のうえに置いて抱え、茶せんで、抹茶を混ぜようとしましたが、

握力が足りず断念。

父が代わりに混ぜたものを、少しずつ、口に含み、2口3口、

上手に飲みました。

 

春のお茶会、成功!