穏やかな晴天が続きます。
でも、まだまだ母のいるホームは、完全エアコン状態。
窓からの日差しと館内のエアコンフル稼働で、
昼間はとっても、暑くなります。
そんな環境のせいか、空気がとても乾燥していて。
ここ数日母は、おなかにかゆみを訴えます。
乾燥しがちな皮膚に、オムツが触れる部分が、大層かゆいらしい。
動きがいい右手を使って、オムツが覆っている肌の部分を、
ごしごしと掻いています。
もともと、アレルギーの傾向がある母。
掻いたあとのおなか部分は、全体にピンクになり、
酷いところは、うっすら血がにじんでいたりも。
今のところ、オムツが触れるおへそより下辺りにとどまってはいますが、
おへその上に胃ろうの穴をあけているので、そこらへんまで掻いて、
炎症にでもなったら大変です。
かゆがる母は、「お父さんに電話して」といいます。
「離れたところにおるお父さんに電話しても、かゆいのは治らんけど」と言っても、
「とにかく電話して」と。
ちょうど看護師さんがやって来られ、そのことを話すと、
「精神的におちつくと、かゆみがおさまることも」と言われました。
プラセボ効果という。
薬でなく、思い込みで、本当に症状が収まるらしいのです。
「とりあえず、乾燥する肌を保湿しましょう」
看護師さんに、ニベアをおなかにぬってもらいました。
そしたら、少し落ち着いて、かゆがるのが収まりました。
看護師さんになんかやってもらうのも、プラセボ効果かな。